事務局からのお知らせ No.2
2003年度第2回講演会を終えて
NPO再生医療推進センター主催の2003年度講演会が、去る8月8日に第1回、10月3日に第2回がおこなわれました。第1回は8月としては珍しく近畿地方を直撃した台風の影響があり、出席予定の方々のご欠席が目立ちましたが、第2回は天候にも恵まれ、用意した会場が満員になるほど多数の方々のご参加をいただきました。事務局一同厚く御礼を申し上げます。第2回のテーマは「脊髄損傷」であったため、会場は必ずバリア・フリーでないといけないと考え、京都全日空ホテルといたしましたが、ホテル側のご協力もいただきましたことつきましても御礼申し上げます。 第2回の講演内容ですが、岡野栄之教授は最先端の研究をとてもわかりやすくご説明され、一般の方々をはじめわれわれ研究者にとっても有意義なご講演でした。また、日本せきずい基金の大濱眞理事長の再生医療に対するお考えには、私自身深く感銘を受け、再生医療が現在直面しているハードルである倫理的問題も、大濱氏のような方が大勢いらっしゃたら解決できるものと、逆に勇気づけられた思いです。また同時に、再生医療に対する期待の大きさもひしひしと感じた次第です。 今回もアンケート用紙を配り、参加者の方々の当NPOに対するご意見ご要望などを伺いました。現在、これらを次回からの講演会をはじめ、当NPOの活動の参考にいたすべきとりまとめているところです。なお、ご要望の多かった講演内容の抄録につきましては、次回からご用意いたしたいと考えております。 第3回講演会はイベント情報にもアップいたしましたように、12月5日17時から第2回と同様京都全日空ホテルで開催する予定です。テーマは「パーキンソン病」といたしました。講師は企業において再生医療の実用化について研究されている協和発酵株式会社の桜田一洋先生が決定しております。さらにもう一人の講師を検討中です。決定次第HPにアップいたします。脊髄損傷とともにパーキンソン病の患者さまをご家族にお持ちの方々のご苦労はたいへんであることはいうまでもありません。この分野の専門家から有意義なご講演をいただけるものと期待しております。師走のお忙しい時期ではありますが、多数の方々のご参加をお待ちしております。 前のお知らせを見る 次のお知らせを見る
(常務理事・事務局長 医学博士 日裏 彰人)
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