事務局からのお知らせ No.1

ホームページの立上げについて

　ＮＰＯ再生医療推進センターは、2002年４月に開催されました第１回日本再生医療学会総会に合わせて設立されました。日本再生医療学会は学術集会という性格上、再生医学・再生医療の実用化に向けて非常に重要な要素である、一般の方々や企業の方々に対する啓発活動、情報提供活動、臨床応用や実用化に対する支援活動、再生医療の普及に関する活動、などをおこなうには制限が多いため、これらの活動を補っていこうというのが当ＮＰＯのコンセプトです。
　設立してまだ日も浅く、日本再生医療学会会則に記されているように、「学会法人会員の会費の半額」が現在唯一の活動資金です。この限られた活動資金で何ができるか、に数ヶ月を費やしてしまいましたが、このホームページ上で、一般の方々からのご質問をいただき、それに対する日本再生医療学会所属の専門家の意見を紹介することから始めようという結論に達しました。
　現在、再生医学に関連する新聞記事は非常に多く、一般の方々、とくに障害をもっておられる方やそのご家族の方が非常に関心をお持ちであることは、第１回日本再生医療学会総会やその翌日におこなわれた一般公開講座において、私自身肌で感じ取ることができました。しかしながら、再生医学の現状が一般の方々に正確に伝わっているかといいますと、必ずしもそうではないことも感じました。また、再生医学の実用化、再生医療の実施においては、倫理的な問題は必ず乗り越えなければならない課題です。この点に関しましては、実際に欧米でおこなわれている治療が日本においては実施できないなど、かなりの温度差があるように私は思っています。一般の方々に再生医学というものを正確にご理解していただき、社会のニーズに見合った倫理問題の解決法を探っていくのが、再生医学の実用化、再生医療の実施を実現するための正しい道であると考えます。NPO法人再生医療推進センターは、その実現に微力ながらお手伝し、社会に貢献して参りたいと思います。
　今後、事業内容に掲げた活動をおこなうにあたり、当ＮＰＯの趣旨に賛同される方々からのご支援が必要です。ご質問、ご要望がございましたら、このホームページの「情報交換の場（ＢＢＳ）にお寄せ下さい。
　今後このページには、事務局からの連絡事項のほかに、事務局内のよもやま話などを書き込んでいきたいと思います。