NPO法人再生医療推進センター

第11回 元気の出る再生医療

脳の病気の再生医療1

パーキンソン病の仕組み

パーキンソン病は手足が震えたり歩きにくくなったりする「脳の病気」です。

脳は、大きく大脳、中脳(脳幹)、小脳に分けられますが、パーキンソン病は「中脳の病気」です。 中脳にはニューロメラニンという色素があるため黒く見える細胞があります。この細胞(=黒質細胞)が減る病気がパーキンソン病です。 ニューロメラニンはドーパという物質から出来ているため、この細胞が減るとドーパ、ドーパミン(脳内で働くのはドーパミン)が減ります。

歩くためには脳の働きが欠かせません。筋肉を動かす指示は脳がだしているからです。 この「指示」には大きく二つあります。一つは「動かす=つまり筋肉を縮める」指示、もう一つはその動きを「スムーズにする」指示です。 脳からの指示は筋肉まで伝えられて「動く」ことになるのですが、この二つの指示は伝達経路が違います。 前者は「錘体路」と呼ばれるところを通りますので「錘体路系」、後者は錘体路を通らないので「錐体外路系」と言います。

ドーパミンはこの錐体外路系で働きます。ですからドーパミンが減るパーキンソン病は錐体外路系の病気です。 錐体外路系の病気では「動く」ことが不自由になると言っても、動けなくなるというよりは“スムーズな動きがしにくくなります”。

大切なことはパーキンソン病が「治る」病気だということです。ドーパミンが減っていることが原因なのですからそれを補えば良くなります。

そこで<再生医療>の登場です。

減ってしまった黒質細胞を再生することが出来ればこの病気は治ります。進行を止めるだけでなく「健康」な状態に戻ることが出来ます!

ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムス出演のレナードの朝(Awakenings)という映画を観られた方も多いでしょう。 あの映画ではドーパの補充で病気が画期的に良くなりました。現在の治療も基本は映画と同じです。 でも、ドーパミンが減る原因を治す=“その細胞を再生させる”ことが出来ればその方がずっと良いことに違いありません。

次回は、この再生医療についてもう少し詳しくご説明いたしましょう。

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