再生医療相談室

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No.774 幹細胞培養上清液治療 点鼻

項 目

内 容

専門分野脳・神経・脊髄
質問タイトル幹細胞培養上清液治療 点鼻
質問内容

お世話になります。

私がこの治療に興味をもったのは

・現在、睡眠薬と抗不安薬を服用しており

・減薬に伴って離脱症状がでており

それを治したいと思ったからです。

そのような場合にも有効でしょうか?

また、過去に美容皮膚科でベビースキン(臍帯血幹細胞培養上清液)の施術を行った所5、6回目でかぶれたことがあり

そのような場合は受けれないのでしょうか?

よろしくお願いします。

掲載日2023年01月19日
回 答

幹細胞培養上清液の点鼻についてお答えいたします。

まず、「幹細胞培養上清液」とは、幹細胞を培養している液のことで、幹細胞から分泌される多くの増殖因子などのサイトカインを含む物質で、培養液をそのまま凍結するか、凍結乾燥して作られます。

後段に書いてある「かぶれ」については、何かの代謝産物か、ひっよっとしたらその変化したもの(温度の上昇や化学反応など)が「かぶれ」の原因になったものと考えられますが、その原因は不明であって、何が原因かは分かりません。従って、幹細胞上清を再び用いることは可能ですが(培養液が異なればその成分も異なりますし、幹細胞が異なれば含まれるサイトカイン類も異なります)、医師の観察などの下、厳重に注意して使って欲しいと思います。

そういう培養液が、睡眠薬や抗不安薬の減薬に効果があるかどうかは不明で、やってみないと分かりません。ひょっとしたら、人によってまちまちかもしれません(薬の効果が減る場合もあれば増える場合もある)。医師など医療従事者と十分相談上で試してみて下さい。