NPO法人再生医療推進センター

再生医療用語集


あ か さ た な は ま や ら わ
さ し す せ そ
  1. 造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう):造血幹細胞は通常骨髄に存在し、細胞分裂を行い、分裂・分化をして、赤血球、白血球、血小板になります。末梢血中にもほんの少し存在します。更に、造血因子や抗がん剤を投与すると末梢血中に短期間、造血幹細胞が多数出現し、血液分離装置を使用して末梢血幹細胞を分離することも出来ます。NLB大谷翔平選手が右肘の内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、造血幹細胞注射を受けました。(再生医療トピックスNo.03
  2. 相同利用(そうどうりよう):採取した細胞が再生医療等を受ける者の再生医療等の対象となる部位の細胞と同様の機能を持つ細胞の投与方法のことです。例えば、腹部から脂肪細胞を採取し、当該細胞から脂肪組織由来幹細胞を分離して、乳癌の術後の患部に乳房再建目的で投与することは相同利用に該当します。脂肪組織由来幹細胞を糖尿病の治療目的で経静脈的に投与することは、脂肪組織の再建を目的としていないため相同利用には該当しません。(再生医療トピックスNo.49
  3. 鼠蹊部(そけいぶ):下腹部の足に接する部分です。(再生医療トピックスNo.58
  4. 組織ゲル(そしきげる):細胞が接着するための足場となるゲルのことです。(再生医療トピックスNo.91