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コラム鵜の目鷹の目
再生医療相談室 回答ページ No.652
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項 目内 容
専門分野脳・神経・脊髄
質問タイトル放射線壊死による失語症と右半身麻痺を改善する再生医療はありませんか
質問内容

転移性脳腫瘍発症後、サイバーナイフ手術を受けました。半年後から放射線壊死による失語症と右半身麻痺に、10年以上苦しんでいます。

掲載日2019年02月06日
回 答

脳梗塞や脳外傷後の麻痺などに対する再生医療が研究され、実際にヒトに対する臨床で使われるようになっています。このような治療の対象疾患はこれから次第に拡大してゆく事と思われますので、今回のご相談のような状況に対しても治療対象になってくる事が期待されます。元々、放射線による病状においては、放射線が当たった場所にいる細胞の遺伝子が障害を受けているため、自然の状態での治癒や再生は期待できませんので、別の部位から健常な細胞や組織を移植することが行われてきました。そういう意味では、放射線障害を受けた部位は再生医療の良い対象になる可能性があります。

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