NPO法人再生医療推進センター

再生医療相談室 回答ページ No.478


専門分野: 脳・神経・脊髄

Q: 白血病について

 慢性骨髄性白血病の治験を受けながら4年間、なんとか生きてきました。

寛解が終わってしまいました。

もう、生きられないのでしょうか。

まだまだしなければならない事があります。子供たちもの事も心配です。

再生医療の力はお借りできないものなのでしょうか。

掲載日: 2011.12.11

A:

  今では白血病は治る病気になっています。慢性骨随性白血病の場合、有効な分子標的薬が複数あり、さらに新しい薬も開発されていますから、現在の治療薬で効果が薄くなっても他の治療薬で治療できる可能性は十分あると思います。それでもダメな場合は、一度、血液を作る細胞を全てやっつけてから新しく正常な造血幹細胞(全ての血球を作る元になる細胞)を移植する骨髄移植という治療手段もあります。ちなみに、骨髄移植は、一度無くなった造血機能を新たに再構築するという意味で、一種の再生医療と言えます。担当の医師とよく相談されて、納得のゆく治療を受けていただくようお願い致します。
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