++++ 再生医療情報掲載コーナー No.200703 ++++2007.09.11

「次世代の再生医療としての歯の再生」の講演が開催されます。

■講座名称:次世代の再生医療としての歯の再生  

■講師:東京理科大学 基礎工学部教授 辻 孝

■日程:平成19年10月13日(土) 14:00〜15:30

■会場:新宿区神楽坂 森戸記念館(JR・地下鉄飯田橋駅より徒歩7分)

■受講料:2,000円  定員:60名  テキスト:プリントを配布 

■講座概要:

  21世紀型の新しい治療法として、再生医療が期待されています。現在の再生医療では、

幅広い種類の細胞のもととなる「幹細胞」を損傷した組織や臓器へ移植し、体の治癒力を利用して損傷部位を修復する治療法の開発が進められています。再生医療のゴールは、疾患や傷害を受けた臓器・器官を生体外で人工的に作製した臓器・器官とまるごと入れ替える治療方法であり、その基盤技術の開発が期待されています。

 私たちは、この未来の再生医療の技術開発として、「歯の再生」をモデルに研究を進めています。その第一段階として、単一化細胞から細胞操作により歯のタネである「歯胚」を再構築するための「器官原基法」を開発しました。この方法は、単一化した上皮細胞と間葉細胞をコラーゲンゲル内で高密度に区画化して立体的に配置することが特徴であり、正常な構造を有した再生歯を高頻度で発生させることを可能にしました。さらにこの再構成歯胚を成体マウス抜歯窩へ移植すると、神経を有した正常な再生歯が初期発生することから、人工的な歯胚移植による歯科再生医療は実現可能性を有すると考えられます。本年2月に、この「歯の再生」につながる研究成果を発表すると、世界中で取り上げられ、大きな話題となりました。再生医療がすべての人たちの身近な問題である歯の治療法になるという社会的な関心や期待が示されたものだと思います。また将来の医療システムとして新たな産業を生み出す期待感もあります。

 本講座では、再生医療の背景や私たちの研究成果を踏まえて、歯の再生医療の未来像について解説したいと思います。

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