再生医療相談室


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掲載日2007/3/28 分類:皮膚、毛髪
Q :皮膚の完全再生 (ID=20070301003024071)

[内容] 歯の完全再生がマウスでできたことを知りました。そうなると、皮膚の完全再生を期待してしまいます。
傷跡の残ってしまった皮膚を元通りのようにできる皮膚の完全再生への研究はどれくらい進んでいるのでしょうか?

質問項目タイトル 皮膚の完全再生
質問項目 (内容) 傷跡の残ってしまった皮膚を元通りのようにできる皮膚の完全再生への研究はどれくらい進んでいるのでしょうか?


A:回答項目 (内容) 皮膚の再生は最も実用化されている再生医療の分野で、再生された皮膚は「培養皮膚」と呼ばれ、完成品が販売されています。皮膚は、最も体表にある「表皮」とその下の「真皮」に分けられ、それぞれ「培養表皮」、「培養真皮」、その両者を併せ持つ「培養皮膚」があります。
その対象の多くは、熱傷や事故によって広範囲の皮膚が欠損している患者さまです。これまでは3度熱傷という深い皮膚欠損に対しては困難でしたが、3月13,14日におこなわれた第6回日本再生医療学会では、3度熱傷の患者さまに対しても良好な結果が得られたとの報告もありました。
「傷跡の残ってしまった皮膚を元通りのようにできる皮膚の完全再生」とのご質問ですが、傷跡がどれくらいの大きさなのかで意味が違ってきます。「培養皮膚」は前述のごとく欠損した皮膚に替わるもので、全く元の皮膚と区別がつかないというわけにはいきません。ご質問者のおっしゃる「完全再生」という言葉が「全く傷跡がわからない」という意味でしたら、現状では不可能です。まず、生命が脅かされる病状に対して再生医療がおこなわれ、コスメティックな要素がある医療はその次になるのではないでしょうか。再生医療の臨床試験をおこなう際には、各施設の倫理委員会にかけられますが、美容整形の分野に対しては認可されていないという話も聞いています。


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