| 掲載日2010/03/07 分類:脳・神経・脊髄 | |
|---|---|
| Q :感覚喪失の治療可能性について (ID=20100214035330560) [内容]はじめまして。 私は,一昨年,睡眠障害や舌黒,偏頭痛,異様な寒気,腹痛,便秘などが3ヵ月ほど続き,近所のメンタルクリニックを訪れました。 それから,気分障害と言われ,抗うつ剤(ゾロフト)を飲みながら仕事をしましたが,2ヶ月たっても症状は一向に改善せず,副作用の吐き気がひどくて,物も食べにくく,むしろ毎日の効率は落ちていました。 別の薬(SNRI)にかわってからも吐き気がすごく,これでは仕事にならないと朝,薬を抜いた日があり,その日の夕方,急激な自殺衝動に襲われました。 その後、薬を全部飲むようになりましたが,症状は一向に改善せず,吐き気止めやドグマチール,睡眠薬も強いものになっていきました。不安が消えず,抗不安剤やジプレキサといったような向精神薬まで出され,3ヶ月後,最悪の状態に陥りました。 @空腹感・満腹感を一切感じない A喉が乾かない,潤わない B眠気を感じない。眠りが浅いか深いかもわからない C時間感覚や季節感が感じられない,体内時計がない D気持ちいいとか楽しいとかいう快感情が一切ない というような,生き物として根源的な要求や感覚を全く感じられなくなってしまいました。毎日,生き地獄です。 その後転院し,無けいれん電気療法や栄養療法など色々な治療法を試しましたが,何も変わらず。 生きながら,死んでいる状態です。 本当に,それまでの人生は,苦しいことも多かったけど,楽しかったです。今は何も感じられません。 まともに眠ることも食べることもできません。 食欲や睡眠を司っている脳の視床下部や,それに通じる神経細胞を再生させて,感覚を取り戻すことはできるでしょうか? そもそも,どこからどこまでの神経が正常に機能していて,どこからどこまでが機能していないのかもわかりません。それだけでも,わかるような検査はないのでしょうか。 今すぐでなくても,医学が発展すれば,何か希望が見えますか? 何かご存知の方は教えてください。お願いいたします。 質問項目タイトル 感覚喪失の治療可能性について 質問項目 (内容) 一昨年,睡眠障害や舌黒,偏頭痛,異様な寒気,腹痛,便秘などが3ヵ月ほど続き,気分障害と診断されました。 その後薬を飲みながら仕事をしましたが,最悪の状態に陥りました。 それまでの人生は,苦しいことも多かったけど,楽しかったです。今は何も感じられません。 食欲や睡眠を司っている脳の視床下部や,それに通じる神経細胞を再生させて,感覚を取り戻すことはできるでしょうか? 今すぐでなくても,医学が発展すれば,何か希望が見えますか? A:回答項目 (内容) 脳(中枢神経)の再生医療は、パーキンソン病や脊髄損傷のような疾患を対象とした研究が多いのですが、うつ症状など精神的な状態に対しても再生医療的なアプローチが研究されています(文番号336をご参照ください)。また、札幌医科大学の神経精神医学講座では、神経回路網の修復・再生に焦点を当てた診断と治療を研究しておられます( http://npsy.sapmed.jp/index.cgi?page=%B8%A6%B5%E6%B3%E8%C6%B0 )。このような研究は今のところ動物実験の段階ですが、将来的には臨床に応用される可能性も十分あると期待されます。医学が発展すれば、希望が見えてくると思っております。 |
|