再生医療相談室


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分類:脳・神経・脊髄
Q :脳内出血の再生医療について (ID=20050611230124922)
[内容]お忙しいところ恐れ入りますが、2,3お尋ねしてもよろしいでしょうか。2年前に右脳被核出血を発症しリハビリ中の45歳です。
『再生医療』誌なども拝見し、現時点での再生医学の概容を素人なりに知ることができました。そこで抱いた素朴な疑問なのですが、
1 倫理・免疫等の問題が少ない患者自身の幹細胞は狙いどおりの脳神経に変わる再生能力が弱いのでしょうか。慢性期の患者には適応がないのでしょうか。
2 脳梗塞は超急性期の患者に対する骨髄幹細胞移植の臨床実験が始められたそうですが、脳出血についてはまだ基礎実験の段階というところでしょうか。やはり血腫によって物理的にも破壊された分、同じ脳細胞死でも脳出血によるものの方が再生されにくいのでしょうか。
3 癌化しないかという安全性の確認には長い期間が必要と思います。臨床応用の実現は7〜8年先のことでしょうか長々とお尋ねして申し訳ございません。一部でもお教えいただければ幸甚に存じます。


A:1.幹細胞から狙いどおりの脳神経に変わる再生能力に関する研究が、この分野で最も重要かつ盛んにおこなわれているテーマで、いかにして効率よく大量にかつ均一した細胞が得られるが、臨床応用の鍵です。慢性期に観しては次でお答えします。
2.脳出血に関しては、まだ臨床試験は計画されていません。慢性期の脳梗塞に関しても同様です。骨髄幹細胞移植の臨床試験に限らず、再生医療の臨床試験はまず成功する可能性の高い疾患が選ばれます。当然のことと思われます。超急性期で成功すれば、何年何十年かかるかわかりませんが、脳出血や慢性期脳梗塞にも広がってくるでしょう。
3.おっしゃるとおり、安全性に確認が最も大事です。何年と明確にお答えすることはできませんが、今回の臨床試験の結果が大いに期待されます。


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