NPO法人再生医療推進センター

事務局からのお知らせ No.4

2003年度第8回講演会を終えて

 NPO再生医療推進センター主催の講演会が、スタッフ一同の目標であった東京での開催が去る9月25日に実現しました。東京在住の星野理事を中心に準備され、品川区立中小企業センターにおいて、神奈川歯科大学高次口腔科学研究所の木下靭彦教授、ならびに明海大学歯学部口腔外科学第一講座の嶋田淳教授のおふたりを講師としてお迎えし、歯科領域の再生医療についてご講演をいただきました。木下先生は「顎を再生する」というタイトルで、主として顎の骨の再生の土台となる生体吸収性のメッシュを使用した実際の臨床応用について、嶋田先生は「口の骨を作る」というタイトルで、多血小板血漿と人工骨を用いた骨再生療法を利用した口腔インプラント治療について、たいへんわかりやすくご説明されました。私も歯周病に悩むようになり、自分自身の症状に当てはめて聞き入ってしましました。
 初めての東京での講演会で、東京での当NPO法人の認知度が低いためか、京都での講演会における出席者には遠く及ばなかったことは、アナウンスの方法も含めて今後の課題となりました。また、初めての会場でしたので、勝手がわからず、星野理事やご協力いただいたボランティアの皆様にはたいへんご苦労をおかけしましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
 次回は、福岡市健康づくりセンター「あいれふ」にておこないます。内容は「糖尿病と再生医療」です。講師としてご自身が1型糖尿病の患者でもある南昌江先生をお迎えします。講演会のおけるアンケート調査で以前からご要望が多かった「再生医療の総論」のようなお話を、私が務めさせていただきます。

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(常務理事・事務局長 医学博士 日裏 彰人)
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